10月17日 環境学習会(5年生)
2025年10月17日 15時17分
今日、5年生は県浄化槽協会から2名、愛南町役場環境衛生課から1名の方にお越しいただき、環境学習会を行いました。
まず、座学で、クイズを交えながら「暮らしと水」について学びました。
例えば、食事後の後片付けの際、飲み残した牛乳をコップ1杯分流すと、それを希釈し、魚が住める水にするために浴槽(約200L) 15杯分もの水が必要になります。同様にてんぷら油500mLでは浴槽495杯分の水が必要なのだそうです。
川の自浄作用についても学びました。「沈殿」、「希釈」、「生物による分解」「ろ過」などの作用により、少しくらいの汚れであれば、川は自らの力で水をきれいにすることができます。しかしこれには限界があります。
そこで、一人一人ができることを考えました。
汚れた水をできるだけ出さないために、洗剤や石けん、シャンプー等は適量を使うこと、食べ物や飲み物を残さないこと、フライパンは新聞紙などで油をふき取ってから洗うことなどが出ました。
早速、今日から実践できそうです。
体験型学習では、水のろ過実験と顕微鏡を使った微生物の観察を行いました。
ろ過する材料(ろ材)は10種類用意していただいていましたが、そこから7種類に絞り、ろ過する順番も考えました。
川の自浄作用をイメージしたからか、全ての班が小石や荒砂、砂を選んでいました。
タワーの上から汚れた水を流してみました。
ろ材を通るたびに透明度を増していく水に子供たちは大きく反応していました。
微生物の観察も行いました。
微生物は水を分解し、きれいにする働きがあります。
「めっちゃ優秀やん」という声も聞こえてきました。
学びを終えて、認定証もいただきました。
学んで終わりではなく、知識として得た学びを実生活で使おうとしていくことが大切です。
今日の学びが子供たちの生活の中に生かされ、各御家庭でも実践に結びついていくことを期待したいと思います。