12月7日 人権月間(11月26日 6年道徳科)
2025年12月8日 16時51分2025年の人権月間は11月10日から12月10日です。
本校では、11月30日に校区別人権・同和教育懇談会を実施し、多数の保護者・地域の方にお越しいただきました。ありがとうございます。
11月26日には、Y教頭が師範授業として6年道徳科「山の粥」の授業を行いました。
その様子を紹介します。
本資料は、江戸時代に厳しい差別をされても、人として正しい道を進んでいった日名倉山(ひなくらやま)の人々と、彼らを差別していた里の百姓たちを中心に描かれています。
子どもたちの中には、初見で資料を読んだ際、不合理な差別に憤りを感じ、里の百姓たちに怒りの感情を覚えた人もいました。
素直な感情を互いに伝え合います。
差別を受けているにもかかわらず、困っている里の人を助ける日名倉山の人々の深い人間愛と命の尊重の精神に触れ、友達と意見を交わし合う中で、怒りの感情をそのまま人にぶつけたとしても憎しみしか生まれず、何の解決にもならないことを学んでいきます。
憎むべきは人ではなく、差別そのものなのだと…。
Y教頭の師範授業は、過去の差別問題を題材に、すべての人々の人権が尊重される社会の実現に向けて、児童自身の生き方や価値観を見つめ直すきっかけとなりました。
一人一人がしっかりと自分と向き合っていました。