12月22日 少年消防クラブ(5・6年)
2025年12月22日 17時42分今日・明日と学期末個別懇談会を実施しています。よろしくお願いいたします。
今日は、5校時に消防署から2名の方にお越しいただき、少年消防クラブの活動を行いました。本年度2回目の活動となります。
少年消防クラブの目的は、一言でいうと、「防火・防災について学び、自分たちの街や人を守れるリーダーを育てること」です。
5年生はロープ結びの練習、6年生は心肺蘇生法を学びました。
5年 ロープ結びの練習
少年消防クラブで学ぶ「ロープ結び」は、「命を守る技術」から「日常のちょっとした工夫」まで、幅広く役に立ちます。
1災害時・緊急時の救助活動
もしもの時、ロープ一本で自分や誰かの命を救えるようになります。
2キャンプやアウトドア
ロープ結びができると、野外での生活が格段に便利で安全になります。
3日常生活の「困った」を解決
家の中でも、ロープ結びの技術は毎日使えます。
今回は、「一重つなぎ」「巻き結び」「二回り二結び」「もやい結び」「本結び」を習いました。
「巻き結び」は、棒や杭などの硬いものにロープを固定する際に使います。素早く結べて、重みがかかるほど締まるのが特徴です。実際に結んで、体重をかけてほどけないか、結べているか試してみました。
互いに教え合いながらロープ結びをマスターしていきました。
消防のロープ結びのすごいところは、「きつく結べる」だけでなく、「必要なときには素早く解ける」という点です。
5種類の結び方を簡単そうに実演する消防署のKさんに、「かっこいいー」とつぶやく子どもたち。
これができるようになると、いざというときに焦らず行動できるようになります。今日の学びを忘れないうちに試してみるといいですね。
6年 心肺蘇生法
6年生は心肺蘇生法を学びました。
基本を教わった後、1学期にPTAの皆さんと学習したことを思い出しながらやってみました。
今日は、より具体的に、手のどの部分を使うとよいか、腕の角度や押す強さ、速さなども教えていただきました。
全員が胸骨圧迫の練習を行いました。
その後、3人組になり、それぞれ役割を決めて、倒れている人がいた場合を想定して心肺蘇生法の練習を行いました。
1「救命リレー」の最初の走者になれる
心臓が止まってしまった人を救うには、病院に運ばれてからではなく、その場に居合わせた人がすぐに処置を始めることが最も重要です。
-
生存率の向上: 救急車が到着するまでの数分間に、誰かが胸骨圧迫を行うだけで、助かる可能性は2倍以上になると言われています。
-
脳を守る: 脳に酸素を送るために胸を押し続けることで、回復した後の後遺症を減らすことができます。
2「勇気」と「冷静さ」を養う
いざというとき、人はパニックになりがちです。しかし、クラブで繰り返し練習しておくことで、実際の現場で「自分にできることがある」という自信が生まれます。
一本松中学校でも「救急救命シミュレーション訓練研修」を教職員と生徒で毎年行っています。学んでおくことで適切な処置ができ、救命リレーが行われることで、助かるはずの命を救うことができます。
今日も貴重な学びを体験した5・6年生です。