12月9日 はがまもちづくり(1年生)
2025年12月9日 16時53分今日、1年生は、食考(一本松食生活を考える会)さん4名にお越しいただき、羽釜餅づくりを教えていただきました。この授業は食育推進事業の一環で行いました。
羽釜餅(はがまもち)は、愛南町に伝わる郷土料理です。羽釜(はがま)でもち米とさつま芋を炊き、餅(もち)のように練りつくことから名付けられたとされています。
食考さんは、朝早くから準備をしてくださり、さつま芋ともち米はすでに炊飯中でした。もち米が炊き上がるまでの間に、甘い羽釜餅と一緒に食べるとおいしい、白菜の漬物を作りました。
まず、包丁を使って白菜を程よい大きさに切りました。
袋に白菜と塩を入れて優しくもむと、白菜がしんなりして、おいしそうな漬物ができあがりました。
そうしているうちに、もち米とさつま芋が炊き上がりました。
さつま芋が色鮮やかに炊けて、もち米のいい香りがしていました。
ボウルに取り、つぶしていきます。
「おいしくなあれ。おいしくなあれ。」と念じながら作りました。
愛情をたっぷり含んだ餅ができました。
その餅にあんこを入れて 丸め、きな粉をまぶしてできあがりです。
一人4個ずつ作りました。見た目もかわいく、おいしそうな羽釜餅ができました。
いよいよ試食です。
「こんなにおいしい羽釜餅なら、ぼく、100個くらい食べられるかも。」
と言いながら、食べている人もいました。
最高においしい顔がたくさん撮れました。
白菜漬けはそのままで食べてもおいしいのですが、鰹節をかけると更においしくなり、子どもたちに大好評でした。子どもたちからは、
「たいへんだったけど、おいしく作れてよかった。」
「白菜漬けを簡単に作ることができてびっくりした。」
などの感想が出ました。
愛南に伝わる郷土料理を学び、また一つ、故郷のよさや人の温かさを体験した1年生です。
今日の学びが郷土料理を見直すきっかけになり、子供たちの生活の中に生かされていくといいなあと思います。